見え方にも個性があります
なぜ読むのが辛いの?
どうしたら読めるようになるの?
私達が文書を読む時に よく使用される白い紙は、全ての光の波長を反射しています。
その中の特定の波長の光が神経回路に与える刺激によって、脳への情報伝達に支障をきたしたり、不快感に感じる事もあります。
それにより、目が疲れやすくなったり、ミスが増えるなど学習や仕事の能率に影響します。
また、脳が判断を誤ってしまう事で、文字や図形を正しく認識したり、書いたりする事ができなくなる場合もあります。
他にも、白い紙を眩しく感じたり、何処を読んでいるか分からなくなる、目が疲れやすい等の様々な症状を引き起こします。
人によって、影響を与える波長は違うため、同じものを見ても、見え方や感じ方が違ってきます。
また、下の図のように、白と黒などのコントラストが繰り返されるパターンを見た時(びっしりと詰まって書かれた文章や白黒の柄など)にも上記のような症状を引き起こす事があります。
注意)↓ 癲癇の発作を引き起こす可能性がある方は注視しないで下さい。↓
そのような視覚的なストレスを総称してビジュアルストレスと言われています。
どうすれば解決できますか?
ビジュアルストレスは、
光の波長をコントロールする事と、
コントラストを軽減する事で改善されるという研究結果が出ています。
光の波長やコントラストの軽減には、文書に半透明のカラーシートを被せる方法があります。
自分にとって不快と感じる光の波長の反対色、もしくはその周辺のカラーを被せることで光の波長をコントロールできるのです。
正しい色合いのカラーオーバーレイまたはリーディングルーラーを使用すると、読み取り速度が平均20%(リーディングルーラー)〜22%(ページオーバーレイ)向上することが、イギリスの研究で示されています。